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CASE3:他院で歯周病治療を受けたが症状が改善しなかった部位を顕微鏡で感染部位を観察しながら除去して治療したケース(60代女性:主婦)

経緯

右下第1小臼歯部の歯茎が腫れる事があるとの主訴で他院を受診し、歯周病治療を受けたが症状が改善しなかったためお知り合いの紹介で来院されました。

所見

↓来院時には著明な腫れは見受けられませんでしたが、歯肉の僅かな発赤が観察されました。

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診断

歯周ポケット内に感染源が存在することによる歯周病

治療方針

歯にぴったり合っていない修復物が入っていると、周囲に汚れが付着しやすいので、現在入っているブリッジを除去します。

ブリッジを除去した後は、適合の良い仮歯を装着し、清掃しやすい環境にします

その後歯周ポケット内の歯根を顕微鏡で観察しながら感染源(歯石)の除去を行うことで治癒を目指す事といたしました。

手術用顕微鏡を用いて歯肉、歯周ポケット内の歯根表面の観察

↓歯周ポケット内を触ると・・・

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歯周ポケットから膿が出てきました(歯肉の発赤はブラッシング指導によって改善しています)

↓歯と歯肉の境目(水色のライン)が歯周ポケットの入り口です。

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歯周ポケット内を特殊な器具で押し広げ、手術用顕微鏡を用いて観察すると歯周ポケットの底部に歯石が残っていることが分かります。

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歯根表面の感染源(歯石)の除去

↓歯根表面を傷つけないように、超音波チップで歯石を除去しています。

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↓もう一度歯根表面を観察します。

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まだ奥の方に歯石が残っています

↓歯石の除去を終えた状態です。

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歯根表面が綺麗になっていると思われます。

治療後の状態

↓1週間後の歯肉の状態です。

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歯周ポケット内を探っても、排膿や出血は見受けられませんでした。

その後も歯磨き時の出血や、腫れることも無く経過しております。

ただし再発防止の為、定期的なメインテナンスは必要であると思われます。

まとめ

従来の歯周病治療においては、”手応え”や”治療時の音”、”歯周ポケットから出てくる物の色”など曖昧なもので歯石が除去できているかを判断していました。

そのため歯石の取り残しや、逆に歯石とともに歯を削りすぎて知覚過敏や虫歯の原因になることがありました。

しかし手術用顕微鏡の拡大視野、強力な照明を用いることで”目で見て確実・低侵襲性に感染源を除去する”ことが可能になりました。

これは外科処置の鉄則である”確実に見て治療すること”に則っているため、大変有効な治療方法であると考えております。

【治療回数:1回 治療費用:この部位を含めた全体的な歯周病治療で200,000円】

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